page.title=Android デザイン指針 @jd:body
このデザイン指針は、ユーザーがもっとも知りたいと思われることを中心に、Android User Experience Team により、またその活動を統一的なものにするために作成されたものです。Android デベロッパーとデザイナーに対しては各種端末向けのより詳細なデザイン ガイドラインがあります。
ご自身の創造性やデザインについて考える際、この指針を考慮に入れてください。 何を当てはめるかは目的に応じて調整してください。
美しい画面、考え抜かれて配置されたアニメーション、タイミングの良いサウンド エフェクトは、使っていて楽しくなります。 わずかな効果でも、ユーザーを楽しませ、力を得たように感じてもらえます。
ユーザーがアプリでオブジェクトを直接タップしたり操作したりできるようになります。タスクを実行するために必要な認知の労力が軽減され、感覚的な満足度も上がります。
ユーザーは自分でカスタマイズすることを好みます。これにより、くつろいだ気分や自分の思いのままできる自由な気分を味わうことができます。デフォルトで実用的で美しいものを取りそろえ、それに加えてメイン タスクの妨げにならない、楽しいカスタマイズも任意で加えられます。
徐々にユーザーの好みを学習していきます。同じ選択を繰り返す手間をかけず、前に選択したものをすぐに選べるようになります。
シンプルな言葉を並べた短いフレーズを用います。長い文章は好まれません。
画像を使ってアイデアを説明してみましょう。ユーザーの興味を引くことができ、言葉よりも効率的です。
最初からユーザーにすべて尋ねるのではなく、もっとも適切と思われる項目を提示します。選択肢や決定事項が多すぎると面倒に感じます。 推測が間違っていた場合に備え、「やり直し」も可能にします。
一度に表示される内容が多すぎると疲れてしまいます。タスクや情報はいくつかに小さくまとめてわかりやすくします。 その時点で必要のないオプションは非表示にして、必要なときだけ表示します。
ユーザーがはっきりと自分の現在の場所を把握できるようにします。アプリのどの場所にいるかを明示し、遷移して画面の関係を認識できるようにします。 実行しているタスクに対して応答し続けます。
ユーザーが時間をかけて作ったものは保存して、どこからでもアクセスできるようにします。設定、独自のカスタマイズ、電話、タブレット、コンピュータで作成したものを記録します。 アップグレードも簡単になります。
視覚的な違いを際立たせ、ユーザーが機能の違いをはっきり区別できるようにします。同じような外観、同じ入力で機能が異なるようなモードは避けます。
優秀な個人秘書のように、重要ではない些細なことでユーザーをわずらわせることのないよう配慮します。集中したいユーザーにとって、重要で一刻を争うようなものでない限り、割り込まれると面倒で不快に感じる可能性があります。
自分で理解すると嬉しく感じられます。Android アプリで広く使われている視覚や操作のパターンを生かし、アプリの操作をわかりやすいものにします。 たとえばスワイプ操作は便利なナビゲーションのショートカットとして使えます。
ユーザーに修正を促す場合はその方法に注意します。アプリではスマートに問題を解決できるようにします。うまくいかなかったときは解決方法を明確に示し、技術的な詳細を表示する必要はありません。自動的に修正できる問題はユーザーに通知する必要すらありません。
複雑なタスクは分割し、それぞれ簡単に達成できるようにします。1 つ 1 つにフィードバックすることで、ユーザーの満足度は高まります。
できると思っていなかったことをできるようにすることで、知識がなくても専門家のような気分を味わってもらえます。たとえば複数の写真効果を組み合わせたショートカットを使うことで、わずかな手順でプロのような写真に仕上げられます。
すべてのアクションが同じ優先度とは限りません。アプリのアクションには優先度を設定し、重要なものはたとえばカメラのシャッター ボタンや音楽プレイヤーの一時停止ボタンのように、簡単に見つけられすぐに使えるようにします。